イカフライ定食っていいんですか?

本屋の棚の半分は何かしらのマニュアルなんじゃないかなと思います。

そのくらい、

みんな、何かに頼りたい。

みんな、専門家を探している。

 

「エビデンスはあるのか?」

栄養のことはとにかくこれを聞かれます。

科学的に、医学的に、証明されているのかを突かれるのです。

だけど、数年前まで当たり前のように信じられていたことが、

今は、それは間違いでした、と言われる事もあったりして。

(コレステロールの話とか、乳酸の話とかそうでしょ?)

掘れば掘るほど分からなくなっていくこともあります。

 

専門家が専門家に叩かれている場面に出くわすと、

この世界に、深く踏み込まない方がいいような気さえします。

例えば、スポーツ栄養の世界では、糖質をカットするなんて御法度なわけだけど、

糖質を使わずに作られるケトン体こそが最高のエネルギーだと主張する人には、

未だにそんな神話を信じているのかと叩かれます。

 

ケトン体推進派の中には、

「ジョコビッチは糖質を摂っていないじゃないか、それでも世界一じゃないか」

と言う方がいます。(新書に書いてありました)

私の中では、ジョコビッチはグルテン(小麦などに含まれるタンパク質)アレルギーだから、

小麦を摂らない方がパフォーマンスが上がったと解釈しています。

彼がもし、お米が主食の国に生まれていたら、米の糖質を食べていたかも知れません。

 

つまり、小麦の糖質を摂らなくても、パフォーマンスを上げる食べ方がある、

ということであって、

糖質を摂らない方が良い、と言い切るための根拠にはならないと、個人的には思うのです。

 

食が身体を変えることは間違いありません。

しかし、ジョコビッチの食べているものをそのまま真似することで、皆が世界一になれるわけではないのです。

食が身体を変えることを実感し、自分に合った食べ方を見つけたことに、大きな意味があるのだと思います。

 

昔、「打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか」という映画がありました。

この映画の内容と、私の思うことは関係がないと思うのですが、

何が「正しい」のか迷った時、このタイトルが自然と頭に浮かんできます。

 

今日はランチに、お気に入りの定食屋でイカフライ定食を食べました。

揚げ物はカロリーが高いです。

衣にはグルテンも含まれています。

衣を脂で揚げるわけですから、体内の酸化も糖化も進めてしまうメニューかもしれません。

でも、脂は腹持ちが良いという側面があるので、

次の食事まで時間が空いてしまいそうだな、間食する時間なさそうだな、という日は、

私はあえて、中華や揚げ物など、脂質が多いメニューを選びます。

そうしておくことで、血糖値の急激な変動が避けられ

集中力を切らすことなく過ごすことができるからです。

 

長所も短所もあるのは何でも同じ。

どの面を正面にするかで、良いか悪いかは変わってくるのです。

 

バランス良く食べる、というのは

単純に、栄養のバランスだけではなくて、

食に対する考え方、バランス感覚を養うことの方が大切かもしれません。

 




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